NGUIの使い方 その1
NGUIとは
Unityにおいての、GUIの実装をおこなうアセットの一つです。
ボタンやスクロールビューなど、一通りの機能が揃っており、 基本的なインターフェイスを作る際には、重宝します。
なぜこんなものを導入する必要があるか
Unityは画像ファイルを読み込むと、ドローコールというものが発生します。
単純に5枚の画像を読み込めば、ドローコール5です。
ですが、これを1枚にまとめて、表示する範囲をしていして表示すれば、ドローコールは1枚の画像を読んだだけなので、ドローコール1です。
この画像をまとめる機能が導入メリットの一つ。
もう一つが、インターフェイスに必要な基本的な機能が、コンポーネントに存在している。
ボタンのマウスオーバー、マウスアウト、プレスといったことや、
スクロールバーなどが簡単に導入できます。
NGUIが苦手とすること、出来ないこと
- 有料でそこそこ高い
- 大体1万円です。我慢しましょう。
- 他のオブジェクト(3Dモデル、パーティクル)との描画順のコントロールが難しい
- 単純にZ軸を手前に置くだけでは、手前に描画されません。
直感的ではなく、カメラを複数置き、描画を管理する必要もあります。 - マスクが使えない
- 基本的にマスクができません(2015/07/15現在 NGUIver3.9)
限定的なマスクなら使えます。
4.0で使えるようになるとかならないとの話ですが、 使えないと考えておいたほうが良いです。
【Unity】NGUIでマスクによる切り抜き
上記の方法は、アンドロイドの一部端末で機能しないバグが存在しているんので、過信しないように。
=>nexus5では機能しませんでした(筆者体験談)
- Unity公式ではない
- 公式のUIシステムはuGuiと呼ばれ、別に存在しています。
ネガティブなことを羅列しましたが、上記の事柄以外は、大体できます。
開発実績も多く、主流といわないまでも、かなり使われています。
フリー版の2.0について
NGUIにはフリー版が存在しています。
が、3.xと比べて使いにくく、練習になるわけでもないので、
使用を考えているのでしたら、おとなしく購入される事をオススメします。
使い方に困ったら
ぐぐれかす というのは簡単ですが、兎にも角にも日本ではまだ情報が少ないので、
作成者のサイト、Unityのフォーラムなどで検索してください。
英語なので、google翻訳なりなんなりで
- Tasharen Entertainment Forum
- http://www.tasharen.com/forum/index.php
- Unity Community
- http://forum.unity3d.com/
- Unityマニュアル
- http://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/UnityManualRestructured.html
- Unityユーザー助け合い所
- https://www.facebook.com/groups/unityuserj/915852115141396/